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レーダレベルセンサ:最大10mのレベルを高速応答・高精度測定

タンク内のレベルを正確に監視

レーダレベルセンサLW2720は、今までにない応答速度と精度に優れたレベルセンサです。設置が簡単:標準M12ケーブル接続、IO-Linkの素早いパラメータ設定、幅広いアダプタのラインナップにより、取付後すぐにご使用いただけます。

例えば、高さが10mあり内部に撹拌機やスプレーボールのあるタンクのレベルを測定する場合でもLW2720センサは正確にレベルを検出できます。また、媒体特性の変化も測定に影響しません。内容物が高速で充填・排出される時も、センサの80GHz帯ミリ波レーダによりレベルを検出でき、精度が高く不感帯(検出できない領域)がありません。

LW27の詳細

製品のメリット

優れたパフォーマンス
直進性の高い80GHzミリ波レーダにより、閉鎖タンク内のレベルを正確に測定できます。
簡単セットアップでコストと時間を節約
コネクタ付きM12ケーブル接続による配線ミスの防止など、様々なメリットをもたらします。1つのパラメータ値を設定するだけで、すぐ簡単に測定を始められます。パラメータ設定は、無料アプリのmoneo|blueとBluetoothアダプタEIO330を使って簡単にできます。
非接触式
非接触で測定するため、媒体の付着や撹拌機との接触による故障の心配がありません。また、媒体の密度や粘度、温度・圧力・pHなどのプロセス条件の影響を受けません。
インテリジェントなアルゴリズムにより部品の影響を抑制
配管・撹拌機・スプレーボールなどによる干渉をインテリジェントなアルゴリズムが自動的に抑制し、最小限のパラメータ設定で信頼性の高い安定したレベル測定を実現します。
シールの凹凸がないハイジェイック用ステンレスハウジング
定期洗浄にも強い最適な耐久性を長期間発揮します。シール破損による摩耗がなく、保護構造IP66/68とIP69Kによりハイジェニック環境で使用できます。

アプリケーション

その他の成功事例

LW27センサの成功事例をご紹介します。さまざまな食品・飲料産業のレーダレベルセンサの使用事例を是非ご覧ください。

システム構成

IO-Linkによる付加価値

  • データ伝送時の損失がない
    デジタル式でレベル測定データを伝送
  • 設置が簡単ですぐに使える
    レーダセンサの設定はIO-Linkで素早く簡単。1つのパラメータだけで設定が完了します。無料アプリのmoneo|blueとBluetoothアダプタEIO330を使って、スマートフォンからも素早く簡単に設定できます。
  • リモートメンテナンスが可能
    IO-Linkを使い、一般的なフィールドバスシステムでリモートメンテナンスとパラメータ設定ができます。
    • 上位機器が不要
    • コスト削減とセキュリティ向上

IO-Linkにより、センサがある現場から数百キロ離れた場所で制御エンジニアがコントローラの充填レベルを直接確認できます。そのためリモートメンテナンスが可能です。複雑なプログラミングは必要ありません。

ifmスタッフ

FAQ

レーダレベルセンサはどのように測定しますか?

テクノロジー

FMCW方式(FMCW = Frequency Modulated Continuous Wave、周波数変調連続波)に従って測定します。GHz範囲の電磁パルスが、77~81 GHzの範囲で常に変化する周波数で媒体に送られます。トランスミッタは送信信号の周波数を常に変化させるため、送信信号と反射信号との間に周波数の差ができます。反射信号の周波数が、その時の送信信号の周波数から減算され、その結果レベルまでの距離に比例する低周波数信号が得られます。この信号は、高速で信頼性が高く、正確なレベル測定値を得るためにさらに処理されます。

moneo RTMとレーダセンサによる、CIPシステムのタンクレベル連続測定

レーダを用いた非接触のレベル測定は、CIPシステムの監視において多くのメリットがあります。媒体(酸、アルカリ)や加熱コイルとの接触が回避されるため、測定は温度や媒体の密度に影響されません。これは、CIP洗浄プロセスの品質保証に最適です。