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  1. IO-Linkを備えた振動センサ
  2. アプリケーションとインストール

設置ガイドラインとセンサ位置

明確な測定結果の取得方法

一般に、センサをシャフト軸の半径方向に取付けて、できる限り大きい動きをとらえ、有効エリアに機械的にできるだけ近づけることを推奨します。軸力吸収の高い固定ベアリング、またはアキシャルベアリングの場合は、推奨測定方向はシャフトに対して軸方向です。

図で、オレンジの点は小型機械でのおよそのセンサ位置を示しています。
2つの測定位置が80cm以上離れている場合、灰色の点で示されるように追加のセンサを取付けることを推奨します。

注意:
センサはすべての特性値を同時に監視して、選択された2つの特性値に対してスイッチング信号を提供します。

» すべてのプロセス値詳細

軸流ファン

センサの位置 警告 原因
一次センサ 水平駆動端

a-Peak

v-RMS

a-RMS

温度

衝撃

脚部の緩み

摩擦(ベアリング)

過熱

オプションセンサ 垂直非駆動端

軸方向駆動ファン

センサの位置 警告 原因
一次センサ 水平駆動端

a-Peak

v-RMS

a-RMS

温度

衝撃

脚部の緩み

摩擦(ベアリング)

過熱

オプションセンサ 垂直非駆動端

ベルト駆動ラジアルファン

センサの位置 警告 原因
一次センサ モータの水平駆動端

a-Peak

v-RMS

a-RMS

温度

衝撃

脚部の緩み

摩擦(ベアリング)

過熱

オプションセンサ モータの垂直非駆動端
一次センサ ファンの水平駆動端
オプションセンサ ファンの垂直非駆動端

ポンプ

センサの位置 警告 原因
一次センサ モータの水平駆動端

a-Peak

v-RMS

a-RMS

温度

衝撃

脚部の緩み

摩擦(ベアリング)

過熱

オプションセンサ モータの垂直非駆動端
一次センサ ポンプの水平駆動端
オプションセンサ ポンプの垂直非駆動端

電気モータ

センサの位置 警告 原因
一次センサ 水平駆動端

a-Peak

v-RMS

a-RMS

温度

衝撃

脚部の緩み

摩擦(ベアリング)

過熱

オプションセンサ 垂直非駆動端

ギアボックス

センサの位置 警告 原因
一次センサ 水平駆動端

a-Peak

v-RMS

a-RMS

温度

衝撃

脚部の緩み

摩擦(ベアリング)

過熱

オプションセンサ 垂直非駆動端

一覧:振動値とその意味

機械的衝撃(a-Peak)

測定対象:振動加速度のピーク値。
検出内容:特に衝撃のような高周波数の振動。
影響要因の例:

  • ブレードの衝突
  • 物体の巻き込み
  • ロータブレードが当たる
  • 不適切なタイミングでの実行

機械的摩擦(a-RMS)

測定対象:振動加速度の実効値。
検出内容:機械的摩擦。
影響要因の例:

  • ベアリングの不良
  • インペラの摩擦
  • ブレードの引きずり
  • キャビテーション
  • プロセスのこすれ(ベーンなど)

コンポーネントの疲労(v-RMS)

測定対象:振動速度の実効値。
検出内容:機械がさらされるエネルギー。低周波の損傷状態により増加することがあります。
影響要因の例:

  • ミスアライメント
  • アンバランス
  • ベルトの問題
  • 脚部の緩み
  • 構造的問題

温度

測定対象:摩擦の増加または電気的問題による温度上昇。
影響要因の例:

  • 潤滑不足
  • クーラントフローの不足
  • 電気的問題
  • 過負荷
  • 過剰な摩擦

クレストファクタ

測定対象:a-RMSに対するa-Peakの比率。
検出内容:2つ目の値(a-Peakなど)と組合せて、ベアリングの損傷の評価に有用。
影響要因:

  • ベアリングの不良