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IO-Link:センサ・アクチュエータ向けデジタル標準通信

資産のデジタル化導入はまだ早いと思っていませんか?そんなことはありません。センサ・アクチュエータ用のオープンデジタル通信技術のIO-Linkは、アナログ式に代わるI/O接続技術として標準化され、長年にわたり普及しています。世界中の累積設置ノード数は6000万以上に増加し、産業分野全般でシステムやプロセスの制御や管理を簡略化し、工程を最適化するために使われています。採用傾向は急速に上昇し、

ifmのお客さまの大半は既にIO-Linkを導入されています。なぜなら、他のソリューションにはないセンサとアクチュエータの省配線化や、各センサからさまざまな情報を利用できるからです。ITレベルとのシームレスな接続により、詳細なデータ分析も簡単に行うことができます。

そのため、IO-Linkは幅広い用途に最適です。間違わず短時間でセンサ通信を接続でき、総合的なデータ分析と持続可能なプロセス最適化を実現します。その他にも、
IO-Linkは多彩なメリットをもたらします。世界中で何千社もの企業が導入しているIO-Linkを、是非ご利用ください。

急速に普及した理由

標準接続による省配線で簡単

スマートなIO-Linkセンサを単純なON/OFFのバイナリ式デバイスに使用できる拡張性があり、既存の制御システムと短時間で連携できプロセス全体を見える化します。

コストを節約

アナログ式のPLCの入力カードが不要になり、コストを約50%削減します。ifmのセンサの大半はこの通信機能に対応しているため、コスト増などの影響がありません。

変更が最小限

アナログ通信から置き換える場合に制御アーキテクチャを変更する必要がほとんどありません。また、デバイスを標準3線式非シールドケーブルで接続できます。

製品品質の向上

デジタル式で信号を伝送し変換による損失がないため、アナログ式より正確で信頼性が高くなります。プロセスの再現性もより高くなります。連続してセンサから情報を取得し、不良などの機器の状態が早期に分かります。

効率化

プロセス計測器とコントローラ間の双方向通信により、レシピ変更時のサイクルタイムを短縮できます。

機械の稼働率向上

IO-Linkセンサにより、計画外のダウンタイムが低減し機械を素早く立ち上げられます。デバイスの自動交換機能を備えており、新しい機器を接続するだけで古い機器の設定情報を自動的に読み取ってコピーします。

IO-Linkによる
機械の有効活用

IO-Linkの運用別メリット

OEMのIO-Link導入メリット
開発 調達 製造
  • モジュール化・標準化・分散化
  • ハードウェアの立案・立上げのエンジニアリングにかかる時間とコストを削減
  • 顧客に合わせてソリューションのカスタマイズが簡単
  • 汎用性と柔軟性
  • 部品数を低減
  • セカンドソース化 – 600社以上のIO-Link製造メーカー
  • 標準化の加速
  • 機械導入の総コストと時間を削減
  • 簡略化
品質管理 セールス 物流
  • 製品品質の向上
  • 予知保全の実現
  • 機械の稼働率を最大化
  • デジタル化ビジネスモデル
  • アフターセールスとサービス
  • 工場のIIoT化
  • 競争優位性
  • 最終機器まで測定を接続(診断)
  • 部品数を低減
  • 市場投入までの時間を短縮
  • 出張のコストと時間を削減
エンドユーザーのIO-Link導入メリット
IT部門 製造 保守
  • サイバーセキュリティによる安全な通信とアクセス
  • 他システム・ソフトウェアとの相互運用性(エッジ化)
  • IO-Link規格でREST-API・MQTT・OPC UA通信に対応
  • 機械稼働率の向上
  • プロセス品質の確保
  • ノーコードのユーザーインターフェース
  • 状態監視と予知保全を定期メンテナンスに活用
  • センサ / アクチュエータを素早く交換
スマート工場化 経営管理 品質管理
  • 真の相互運用性を実現
  • 機械データの読取が可能
  • スマート化のレトロフィットソリューション
  • サイバーセキュリティの導入
  • エネルギー消費の最適化 / 環境管理
  • 機械や工場のOEEと健全性のデータ / 情報へのアクセスが簡単
  • プロセスの詳細な知見と情報を獲得
  • プロセス品質の確保

IO-Linkの仕組み

IO-Linkは、センサやアクチュエータなどのデバイスとマスタモジュール間で双方向通信を行い、産業用標準3線式非シールドケーブルで接続します。マスタからデバイスにコマンドを送信し、デバイスはマスタにデジタルのプロセスデータを送信します。デジタルのままプロセスデータを伝送するため、A/D変換による損失がなく、より正確で信頼性の高いデータを利用できます。

IO-Link対応デバイスの大半は稼働時間やエラーコードなどの診断データもでき、予知保全とプロセス制御が可能になります。

IO-Linkと
他の通信技術の比較

IO-Linkは、その機能をON/OFFのバイナリ式アナログセンサとイーサネット通信で利用でき、多くのメリットがあります。

センサ通信
バイナリ
ON/OFF
アナログ IO-Link イーサネット
ベース
データ量 1ビット 16ビット 32バイト 各種バイトサイズ
診断機能
リモート設定
自動機器交換機能
標準ケーブル接続
デジタル通信
簡単統合
コスト

ifm IO-Linkのエコシステム

センサとデバイス

ifmは、センサなどのIO-Link製品を最も豊富に提供しています。そのため、さまざまな製造業や工場に合わせた制御システムを柔軟に導入することができます。

IO-LinkマスタとEthernetモジュール

IO-Linkマスタは、IO-Linkセンサやアクチュエータのデータを収集するスマートなソリューションです。IO-Linkマスタは、1点または複数のデバイスと、フィールドバスシステムや上位のIIoTプラットフォームの間を接続します。

設定可能なIO-Linkモジュールは、従来のデジタル式やアナログ式のセンサ、アクチュエータを接続してIO-Linkのデジタル通信を行うことができます。

edgeGateway

ifmのedgeGatewaysは、ifm moneo Cloud、Microsoft Azure IoT Hub、AWS IoT Coreなどのクラウドプラットフォームのデータ送信に便利な、ITインフラと安全なリモート接続を行う接続機器です。

コントローラ

ifmのHMIプログラマブルコントローラは、グラフィックディスプレイで建機・特装車の制御やパラメータ設定、操作を行うことができます。1台のHMIコントローラに、PLCやHMI、ソフトウェアライセンスなど複数の機能を搭載しています。IO-Linkフィールドデバイスは、ワイヤハーネスのような複雑な配線をせずに機械と接続できます。

IIoTプラットフォームmoneo

ifmのIIoTプラットフォームmoneoは、機械を監視してプロセスとメンテナンス計画を最適化します。センサを取込んですぐに設定でき、PLC不要でオープン通信プロトコルに対応し、簡単なプラグ&ワーク式など多くのメリットがあります。

IO-Linkスターターキット

IO-Linkスターターキットは、プロジェクトの素早い概念実証(PoC)を行う場合に最適です。検証開始に必要なすべての製品を付属しています。