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IO-LinkとPLC・IIoT間の接続

競争力と生産効率を維持するためには、デジタル化は絶対に避けられません。レトロフィットと新規導入の両方に対応:機器から収集した情報を、Yパスにより制御とITのネットワークに分離してそれぞれの通信方式で伝送します。

Yパス

機械やシステムを制御・管理するPLCのデータ伝送は各種フィールドバスシステムで行われる一方、ITレベルのデータ伝送はREST API・MQTT・OPC UAなど通信方式が異なります。
IO-LinkとノーコードIIoTプラットフォームmoneoにより、センサのデータを機械で読み取れる形式に変換でき、制御と通信システムの整備にかかる時間とコストを大幅に削減できます。OTとITの2つのネットワークを物理的に分離して連携させることが可能です。また、サイバーセキュリティ関連のシステム設計にも有効です。

Yパス – 2つの経路を同時にデジタル化

Yパスは、1つのシステムのデータを独立した2つの経路に同時に伝送する革新的な通信コンセプトです。

  • 第1のパスは、生産現場で一般的な従来のPLCによる機械制御をフィールドバス通信システムを用いて行います。生産設備を止めないために稼働と制御の情報に重点が置かれます。
  • 第2のパスは、これと並行してデジタルシステムへデータを安全に伝送し、データの保存・分析・表示などを行います。

また、既存のPLCロジックは完全に維持されます。同時に、第2のパスではデータ通信の安全性を確保する基盤を構築し、生産プロセスと完全に分離し干渉しないようにします。

このように、安全でリスクを防止しながら短期間で導入を進められ、将来技術へのキャッチアップや拡張に対応できます。

  • リアルタイムのセンサデータによるIIoT化
    生産ラインの稼働を止めずに導入可能
  • ネットワークを物理的に分離
    OTレベルとITレベルの領域が独立
  • デジタルの付加価値を最大化 PLCやバスシステムに負荷をかけずに、予兆保全やエネルギー使用効率化・OEE分析を実現

これにより、安全にリスクを防止しながら短期間で導入が完了し、将来の技術へのキャッチアップや拡張に対応するシステム整備が可能です。