船舶自動化向けセンサ・システム
造船業界は、数年間にわたる大規模な構造改革が続いていきます。将来的にハイブリッド推進船や電気推進船が導入され、より環境に配慮した造船が行われます。ifmは、造船産業とそのサプライヤーを支援し、次のアプリケーションに幅広く対応します。
- 推進技術
- 排ガス処理
- 水処理
- プラント排水・ろ過システム
- 甲板機器 など
スマートセンサとシステムソリューションにより、これらの分野をサポートします。また、推進機関や油圧パワーユニットなどの重要資産の状態監視にも対応します。
ifmは、貨物船・燃料補給船・ヨット・クルーズ船・フェリーの自動化の実現に求められる技術と経験を豊富に備えています。簡単に導入できるセンサとシステムは、外洋航海の厳しい気象条件下で耐久性を発揮します。センサとシステムは、海事産業向けの認証規格であるDNVとBVの船級協会による製品認定を取得しています。
アプリケーション
現在の船舶航行では、安全性と効率化が要求され船舶システムの状態監視が非常に重要になります。船舶の重要システムには、推進装置・油圧パワーユニット・バラスト水処理装置などがあります。高精度のセンサ技術により、このようなシステムの故障を防止するとともにメンテナンスに要するコストを最小限に抑えることができます。
推進装置
最新型船舶は、内燃機関と電動モータによるハイブリッド駆動を特徴とするものがあります。推進装置に状態基準の監視を行うことにより、損傷の兆候を早期に検出できます。
デッキクレーンの油圧機器
重量物の荷役に使われる甲板機器の駆動方式は、油圧式が一般的です。ifmのセンサが油圧系統の高い動作信頼性を確保し、省メンテナンス化を実現します。
バラスト水処理システム
船体の安定性を保つおもしとして注入されるバラスト水の水処理装置は、船舶の安全な航行に欠かせません。ifmのレベルセンサでバラストタンクの液位の限界レベルを確実に監視し、圧力センサと流体センサからポンプ動作の重要情報を伝送して空運転を防止します。