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  1. 船舶の自動化
  2. 推進装置の監視

推進装置の監視

最新型船舶は、内燃機関と電動モータによるハイブリッド駆動を特徴とするものがあります。モータ・ギア・ベアリング・シャフト装置は、強い機械的ストレスにさらされます。

推進装置に状態基準の監視を行うことにより、損傷の兆候を早期に検出し航行中にメンテナンス計画を策定でき、ドック作業のコスト削減と時間短縮が実現します。

駆動中のギアとモータが受ける機械的な強い応力により、ギアとベアリングの転動体などが継続的に摩耗します。また、回転部品であるギアや推進モータは、駆動時に振動が生じます。ベアリング・歯車の摩耗やアンバランス・軸ずれにより増加する振動振幅を状態指標として利用し、機械装置の状態を判定することができます。

ソリューション

アンバランスや、ベアリング・ギアの状態を振動監視システムにより監視し、装置や艤装の実際の状態に応じた効果的なメンテナンスを行うことができます。これにより、機械の異常兆候を早期に検出し、損傷によって発生する修理などのコストを抑えこむことができます。

油は温度の影響に左右され流動性が変化するため、コンパクトな温度トランスミッタを使い、循環清浄処理を行うギア潤滑油の温度を連続監視し、機械稼働の時間を向上させます。吸入と吐出で潤滑油に生じる温度の差を、ギアの状態や予想寿命を把握する信頼性のある長期指標として利用します。

振動監視

振動トランスミッタと振動センサを使い、ベアリング損傷や回転軸のアンバランスを検出します。加速度センサ診断増幅器により、大型駆動装置の振動を監視します。

筐体の温度

推進モータやベアリング、ギアの状態や動作品質・予想寿命は、振動の挙動と同様に筐体の温度にも表れます。DNV認証取得のケーブル型温度センサTSシリーズは、温度を測定し診断ユニットに測定値を伝送します。