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IIoT用語集

製造業のさまざまな分野に導入されている産業用IoT(IIoT)について解説します。

IIoTによる機器のネットワーク化とリアルタイムのデータ分析により、
製造プロセスの改善・工場の自動化・予知保全が実現します。

ifmをより深くご理解いただくため、IIoT用語集を作成しましたので
是非ご活用ください。

A

アクチュエータ/Actuator

エネルギーを機械的動作に変換する装置。自動化技術は、アクチュエータを使用してバルブの開閉や運搬機器などの物理的動作を行う。

AS-インターフェース (AS-i)/Actuator-Sensor interface (AS-i)

工場自動化システムでセンサやアクチュエータを省配線化する産業用ネットワーク技術。2線式通信ケーブル接続で電源供給も行うため、AS-iによりコストを節約できる。

生産スケジューラ/Advanced Planning and Scheduling (APS)

製造業のプロセス最適化・工程管理効率化を図る生産計画を立案するシステム。

高度振動監視/Advanced Vibration Analysis (AVA)

振動データに基づき機械の状態を診断する高度な分析手法。AVAにより、異常の兆候や潜在的な問題を早期検出できる。

アルゴリズム/Algorithm

問題・課題解決やタスクを実行するための一連の手順や計算・処理方法。アルゴリズムはデータ処理や機械学習の基本となる。

異常検出/Anomaly detection

設備機械のデータの異常や逸脱パターンから、工場の生産停止や故障の可能性を早期に検出すること。

人工ニューラルネットワーク/Artificial neural network

人間の脳のしくみを模して機械学習に再現したコンピューティングシステム。複雑なデータパターンの検出やIIoTの高度診断に利用される。

汎用人工知能/Artificial general intelligence

AIの一種で、人間の知的作業を実行し課題を解決できる汎用的な人工知能。製造業で幅広い作業を処理・実行できる。

人工知能/Artificial Intelligence (AI)

人間の知的作業をコンピュータやシステムなどの機械を使って模倣・実行する技術。AIは、予知保全やプロセス最適化などの幅広い領域で使用される。

資産パフォーマンス管理/Asset Performance Management (APM)

データや分析により、企業が業務で使用する設備などの資産のパフォーマンスや運用・保守点検管理・最適化すること。

拡張現実/Augmented Reality (AR)

現実世界の体験とデジタル情報を重ね合わせて現実を拡張する技術で、メンテナンス・トレーニング・リモートアシスタンスなど産業分野で幅広く使用される。

自動化/Automation

作業プロセスや手順を、人間が介入しないで自動的に行い最適化する技術。IIoTは、効率・精度向上を実現するための産業用に特化した自動化技術。

B

ビッグデータ/Big Data

従来の方法による処理・分析が難しい、巨大なデータのこと。さまざまなソースから、総合的なデータを収集・保存・分析を行って情報を獲得し、最適化を実現する。

ブロックチェーン/Blockchain

情報通信ネットワーク上のノード同士を直接接続して、暗号技術を使って取引記録を分散的に処理・記録するデータ技術で、セキュリティ・透明性を向上させるためIIoTアプリケーションで利用される。

C

CANバス/CAN bus

自動車アプリケーション向けのシリアル通信プロトコル。車載機器をはじめとする制御装置・センサ・アクチュエータ間の通信を可能にする。

クラウドコンピューティング/Cloud computing

インターネット経由でコンピュータ資源を提供するサービス。ローカルサーバ等の機器内にインストールされたアプリケーションを使用するのではなく、クラウド上のリソースを使用しリモートベースで柔軟にスケーリングできる。

設備保全管理システム(CMMS)/Computerised Maintenance Management System

企業や施設が持つ設備の点検・保守・修理などの管理業務を一元化し効率的に行うしくみ。

状態監視/Condition monitoring

センサなどの機器を使って機械・設備の状態を継続監視し、センサ・データ分析の活用により故障の可能性を予測・低減する手法。

事後保全/Corrective maintenance

機械にエラーや故障などが発生した後に対処する手法。故障の発生後に保全業務を開始し、工場設備や機械の機能と性能を正常化・修復することを目的とする。

サイバーセキュリティ/Cyber security

コンピュータシステム・インターネット・データを不正アクセスなどによる攻撃から保護し、デジタルデータの情報資産を守る対策・手段のこと。

サイバーフィジカルシステム(CPS)/Cyber-Physical Systems

現実空間(フィジカル)の情報をコンピュータによる仮想空間(サイバー)に取り込んで分析・フィードバックするシステム。2つの空間を緊密に連携させ、社会課題の解決などを図る。

D

ダッシュボード/Dashboard

データや情報を、グラフ等を使って視覚的に表示・一覧できるようにするツール。ダッシュボードは、事業報告や評価指標の監視、システム制御など幅広く使われる。

データフロー/Data flow

ネットワークやシステム内のデータの流れ。

データレイク/Data lake

データの規模や構造化・非構造化に関わらず、データを一元的に格納できるシステム。

データ管理/Data management

システム・組織のデータを収集・処理・保存・管理し、最適にアクセスできるようにする方法。

データマイニング/Data mining

大量のデータセットから、知見やパターンを発見して有益な情報を獲得するプロセスや技術。

データサイエンス/Data science

統計学・機械学習・データ分析などによりデータから知見や課題解決につながる有益な情報を導き出す学問。

データ転送間隔・ストリーミング間隔(ソフトウェア)/Data transfer interval - Data stream interval (software)

ネットワークやシステムのデータ転送速度。

データウェアハウス/Data warehouse

複数システムから定期的にデータを集めて時系列で蓄積し、一元的に保管・管理して処理・分析を行うデータベース。企業の経営戦略の策定に活用される。

ディシジョンツリー/Decision tree

現況を分析し、目標達成に至る選択肢をツリー構造化して評価・比較する分析方法。データ分析や機械学習などで一般的に使用される。

ディープラーニング/Deep learning

深層学習。コンピュータなどがニューラルネットワークで大量のデータを学習し、人の手を介さず自動的に特徴を発見する機械学習技術。複雑なパターンを認識でき、事前にデータ加工する必要がない。

デジタルトランスフォーメーション/Digital transformation

デジタル技術を活用し、企業の業務改善やビジネスモデルの開発を通じて、社会制度や組織を変革させる取り組みを指す概念。

デジタルツイン/Digital twin

現実世界にあるモノなどのデータを収集して、仮想空間に高精度に再現する技術。監視・分析・シミュレーションを仮想環境で簡単に行うことができる。

ダイナミックホストコンフィグレーションプロトコル/Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP)

ネットワークに接続しているコンピュータ機器で通信する際に、必要な設定情報を自動的に割り当てる機能。

E

エッジコンピューティング/Edge computing

利用者側の近くにセンサなどの機器を設置して直接データを処理する技法。データセンタなどに送信して処理する方法と違い、処理効率が高まり負荷の集中や遅延が解消される。

組み込みシステム/Embedded systems

特定の機能を実現するために機械などに搭載されたコンピュータシステム。IIoT機器で広く使用される。

企業資源計画/Enterprise Resource Planning (ERP)

統合基幹業務システム、ビジネスプロセスを統合するソフトウェアソリューション。企業経営の基本となる資源要素(ヒト・モノ・カネ・情報)を有効活用する計画やシステム。

イーサネット/Ethernet

コンピュータ機器をネットワークに有線接続する通信規格。産業環境でIIoT機器の接続に使用される代表的な規格。

F

故障モード影響解析/Failure Mode and Effects Analysis (FMEA)

製品や製造プロセスなどのあるリスクを事前に予測・除去する品質管理の手法。発生する可能性のあるリスクを評価し、対策を開発することを目的とする。

フィールドバス/Fieldbus

工場などの産業環境で、センサ・アクチュエータなどのデバイス(フィールド)レベルに使われるネットワーク通信のシステム。分散制御が可能で、自動化システムのデータ伝送・配線を簡略化する。

フィールドデバイス/Field device

自動化システムの環境でデータ収集や制御に使われる機器類。

ファイアウォール/Firewall

内部と外部のネットワークの出入口に設置してデータ通信の監視・調整などを行うセキュリティ機器やシステム。不正な侵入や許可されない通信を止める機能を指す。

フォグコンピューティング/Fog computing

ネットワーク環境で、データがクラウドに送信される前に端末に近い場所でミドルウェアにより分散処理すること。低遅延でリアルタイムなデータ処理が可能になる。

G

ゲートウェイ/Gateway

通信プロトコルが異なる異なるネットワーク間を接続し、データ交換を可能にするインターフェース。ローカル機器とクラウド間を中継し、データ伝送・変換などの処理を行う。

汎用ステーション記述マークアップ言語/Generic Station Description Markup Language (GDSML)

フィールドデバイスや産業ネットワーク用の汎用マークアップ言語。制御・工場自動化システムのデバイス記述のファイルに使われる規格で、機器を効率的に認識・統合できる。

H

ヒューマンマシンインターフェース/HMI (Human-Machine Interface)

人間と機械間で情報交換を行うためのインターフェースで、ディスプレイ・タッチパネルなどの入出力機器やソフトウェアを指す。

ハイパーテキストトランスファープロトコルセキュア/Hypertext Transfer Protocol Secure (HTTPS)

ウェブブラウザとウェブサイト間のデータ送信に使われるHTTPプロトコルのセキュアバージョン。通信暗号化(SSL)によってセキュリティを高めている。

I

産業用IoT(IIoT)/Industrial Internet of Things (IIoT)

産業用モノのインターネット。製造業などの産業分野でセンサなどのデバイスと工場の機械・製品・ヒトをネットワークでつなぎ、データの収集・分析・自動化を行い最適化することにより、業務の効率化と生産性向上を図るシステム。

産業用PC/Industrial Personal Computer (IPC)

工場や製造装置をはじめとする産業用途向けに設計・使用される、耐環境性を備えたコンピュータ。制御・監視・データ収集などの機能を持つ。

インダストリー4.0/Industry 4.0

製造業にIoT・AI・ビッグデータなどのスマートIT技術を取り入れて、製造の効率化や柔軟性・生産性向上を目指す産業政策。第四次産業革命とも呼ばれる。

インダストリアルクラウドプラットフォーム/Industry cloud platforms

特定の産業に特化したクラウドサービスのプラットフォーム。特定の産業にカスタマイズされたソリューションを提供し、さまざまな産業に対応する。

J

JSON

JavaScriptのオブジェクト表記法を元にしたデータフォーマット。構造化によりデータの読み書きや交換を簡単に取り扱うことができる。

K

重要業績評価指標/Key Performance Indicator (KPI)

組織などの目標までのプロセス・システムのパフォーマンスの達成度合いを評価する指標。

L

レイテンシー/Latency

遅延時間とも言い、アクション開始と応答の間の経過時間を指し、IIoTでは動作のリアルタイム性を確保するために重要となる。

線形回帰/Linear regression

独立変数を元に複数の従属変数との関係性を直線的なモデルで表す統計的分析手法。データの予測や傾向分析に使われる。

ロングタームエボリューション/Long Term Evolution (LTE)

第3世代(3G)と第4世代(4G)の中間に位置する、無線移動通信システムの規格の1つ。高速データ送信が可能で、接続性が向上したワイヤレス通信。

M

機械学習/Machine learning

アルゴリズムを使用してコンピュータに自動でデータを学習させ、予測や判断を行うデータ解析技術。

マシンツーマシン/Machine-to-Machine (M2M)

人間が介入しない、機械間で直接行われる通信。ネットワーク化された機械間で、データや情報の交換ができる。

製造実行システム/Manufacturing Execution System (MES)

製造業の製造プロセスで、製造指示や現場作業者の支援、生産データの収集や分析などを行うシステム。

マテリアルマネジメント/Material management

日常の購買と在庫の管理を指し、資源の使用効率化に重要な材料の流れや在庫レベルを管理すること。

平均故障間隔/Mean Time Between Failures (MTBF)

システムや機械が、故障の発生までに連続稼働できる時間の平均を指す信頼性の指標。

平均故障時間/Mean Time To Failure (MTTF)

システムや機械が使用を開始してから故障するまでの時間を指す信頼性の指標。

平均修復時間(MTTR)

システムや機械の故障発生から修復までにかかる時間の平均を指す保守性の指標。

平均修理時間/Mean Time To Repair (MTTR)

故障発生後から修理までにかかる平均時間。平均修復時間に同じ。

平均解決時間/Mean Time To Resolve (MTTR)

問題の発見から解決するまでにかかる平均時間。平均修復時間に同じ。

平均応答時間/Mean Time To Respond (MTTR)

問題や故障の検出から対応するまでにかかる平均時間。平均修復時間に同じ。

メッセージキューイングテレメトリトランスポート/Message Queuing Telemetry Transport (MQTT)

IoTやIIoTアプリケーションなど、低帯域幅で不安定なネットワーク環境の遠隔測定機器の通信に使われる、軽量の標準メッセージングプロトコル。

Modbus

工場機械などFA機器向けの産業用通信ネットワークプロトコル。

N

ナビゲーションノード/Navigation node

ネットワーク階層内で、データ管理を行いデータフローを制御するポイント(ノード)で、他のシステムやデータなどの要素を収集したり、グループ化する機能を持つ。

近距離無線通信/Near Field Communication (NFC)

13.56MHzの周波数帯を使用した近距離無線通信技術。スマホの決済など非接触で機器同士を近づけるだけで通信でき、データ交換が簡単にできる。

O

オンプレミス/On-premises

サーバやネットワーク機器など、のソフトウェアを物理的に管理・運用する形態。ユーザーがソフトウェアをレンタル・購入して、自らが管理するデータセンターなどの施設内やハードウェアで運用すること。

OPC UA

Open Platform Communications Unified Architectureの略。産業用IoT分野で相互運用を実現する産業オートメーション用のオープン通信プロトコル。

制御・運用技術/Operational Technology (OT)

オペレーショナルテクノロジーの略で、製造業・社会インフラでハードウェア・ソフトウェアに使われる、制御・監視・自動化などの技術の総称。情報技術(IT)に対して物理的なプロセスを直接的に制御する。

総合設備効率/Overall Equipment Effectiveness (OEE)

工場などの設備の使用効率を評価する重要指標。時間稼働率・性能稼働率・良品率を掛けて求められる。

P

予測分析/Predictive analytics

データ・統計学・機械学習を使用して、将来のイベント・傾向・結果の可能性を予測して判断する手法。

予知保全/Predictive maintenance

工場の設備・機械の状態を常に監視して異常兆候を検出し、故障を未然に防ぐ保全方法。センサなどのツールやデータ分析・機械学習などを活用する。これにより、ダウンタイムの低減や効率化を実現する。

予防保全/Preventive maintenance

設備・機械の故障をが未然に防止するため、定期的に点検・部品交換などを行う保全方法。

プロセスデータ/Process data

工場などの製造プロセスに伴うデータ。特定のタスクを実行するためにシステムを使って表示・処理する。

生産計画管理/Production Planning and Control (PPC)

状態に合わせて製造プロセスをリアルタイムで調整し、最適で効率化な生産計画を立案すること。

プロフィバス/Profibus

ドイツで開発された産業用通信の国際規格で、工場自動化・プロセス制御に幅広く使われる。センサ・アクチュエータ・制御機器を、フィールドバスでネットワーク化できる。

プログラマブルロジックコントローラ/Programmable Logic Controller (PLC)

生産設備・プロセスの自動化などに使用される制御装置。機械をプログラミング可能なロジック回路でシーケンス制御を行う。

概念実証/Proof of Concept (PoC)

新しいアイデアや概念、技術の実現可能性を確認するために、早い段階で行われる具体的な検証。

プロトコル/Protocol

コンピュータでデータをやり取りするために規定された、手順やルールのこと。IIoT分野では、MQTTやCoAP(Constrained Application Protocol)などさまざまなものがある。

Q

クオリティオブサービス/Quality of Service (QoS)

ネットワーク上で一定の通信品質でサービスを使えるようにするために、データの優先順位や量を調整する技術。

量子コンピューティング/Quantum computing

量子力学を利用して、従来のコンピュータの能力を超えた複雑な問題を解決する学問分野。従来のコンピュータより高速で複雑な処理ができる。

R

無線周波数識別技術/Radio-Frequency Identification (RFID)

周波数帯別の電波を使った無線通信によりデータをやり取りし、商品に貼られたラベルを読み取って追跡したりする技術。在庫管理や資産の追跡などを簡単に行うことができる。

遠隔監視/Remote monitoring

センサや接続機器などを使用して、対象の機器やプロセスをリモートから常に監視・分析すること。

レトロフィット/Retrofit

既存のシステム・工場・機械を、基本構成を変えずに更新したり新機能を追加したりして、性能を向上させること。

ロボティクス/Robotics

ロボットの設計・開発・運用などを行う工学分野。ロボットは、プログラミングにより製造・物流などのタスクを自律・半自律的に実行できる。

根本原因分析/Root cause analysis

問題やエラーの本質的な原因を特定する体系的なプロセスや手法。問題を表面的に解決するだけではなく、根本的に解決することで再発防止や改善ができるようにする。

ルータ/Router

複数のPCネットワーク間でパケット(データ)を転送できるよう中継するための装置。インターネットで複数の異なるネットワーク機器間を安全に接続したり、ローカル機器と直接接続したりする。

S

セキュアソケットレイヤー/Secure Sockets Layer (SSL)

インターネット上でやり取りするデータを暗号化して安全に送受信するしくみ。オンライン取引など機密情報を扱う場合に、通信を保護するために使われる。

センサ/Sensor

自然現象・人工現象など対象の情報を収集し、物理的・化学的な原理でや電気信号やデータなどの機械で取り扱うことのできる信号に変換する素子や装置のこと。工場自動化から家電機器まで、幅広い用途に使用される。

製造現場/Shop floor / Plant floor

生産・製造が実際に行われる工場などの物理的な場所。ショップフロア・プラントフロアとも呼ばれる。機械・作業員・製造設備が配置され、稼働・機能する場所。

Shop Floor Integration (SFI)

工場の機械・設備のデータをERPプロセスに統合し、ビジネスプロセス全体をデジタル化して現場レベルと経営レベルを連携させ、バリューチェーン・サプライチェーンをシームレス・効率的に運用すること。

シックスシグマ/Six Sigma

主に製造業で全部門の品質改善と効率向上を目指す品質管理の手法。統計的な分析により効率化や品質向上を図る。

スマートファクトリー/Smart factory

IoTやAI、自動化技術などを活用し、デジタル化により業務管理を行い生産を効率化する工場。

スマートグリッド/Smart grid

先進の情報通信技術を活用した次世代型エネルギー供給システムで、電力使用の最適化や再生可能エネルギー利用を促進するエネルギー供給網。

スマートマニュファクチャリング/Smart manufacturing

デジタル技術を活用して製造プロセス全体の最適化を目指すこと。データ分析・工場自動化システムのネットワーク化などにより、情報を共有し各部門を連携させる。

サービス型ソフトウェア/Software as a Service (SaaS)

提供者(サーバ側)がソフトウェアを稼働し、ネットワーク経由で利用者(クライアント側)がサービスとして利用できるモデル。ソフトウェア・機器等を購入してインストールする必要がなく、コストを抑えられる。

強いAI/Strong AI

人間のような知能を持ち自律的に思考し問題解できる、非常に高度な人工知能。現時点ではまだ実現していない。

教師あり学習/Supervised learning

コンピュータにラベルと呼ばれる正解を与えた状態でデータを学習させる機械学習の手法。既知のデータを用いて正解のパターンやデータの特徴を学習させることにより、予測・分析を行うことができる。

監視制御およびデータ収集(SCADA)

工場等の大規模施設・インフラを構成する設備機器から収集した情報を、ネットワーク化によりリアルタイムで一元管理・制御するシステム。

サプライチェーン/Supply chain

原材料の調達から消費にいたるまでの製造加工・輸送・販売を含む製品の一連の流れ。

サプライチェーンの可視化/Supply Chain Visibility

IIoTを活用してサプライチェーンの構造や動きのデータをリアルタイムで収集し、追跡・監視・分析を行い詳細を把握し、問題を発見して最適化・効率化を図ること。

システムインターフェース/System interfaces

異なるシステムやコンポーネント同士が相互に連携し通信するための接点。

T

テレメトリ/Telemetry

遠隔情報収集。センサなどを使いデータを遠隔から自動で計測・収集して送信し、分析し活用すること。

テナント/Tenant

クラウドサービスやシステムを利用するユーザーの契約単位。

時系列データ/Time series data

時間経過に従って測定したデータ。連続または一定間隔で測定し、変化を分析する。

トップフロア/Top floor

企業の上層部に位置する戦略決定・業務執行・監督を行う経営陣。これに対し、ショップフロア/プラントフロアは、業務を現場レベルで行う作業員などを指す。

総合的生産保全/Total Productive Maintenance (TPM)

工場・設備のロスをゼロにすることを目的とする活動。製造業や産業プラントの自動化ラインを主とする設備管理・生産性維持のためのマネジメントシステムで、予防保全・保守・継続的な改善によりダウンタイム最小化や生産効率化を図る。

訓練データとも呼ばれる機械学習用のデータ。

AIにデータの傾向などを学習させるために使用し、教師あり学習ではラベルを与えて正解パターンを学習させ予測を行う。トランスミッション・コントロール・プロトコル/Transmission Control Protocol (TCP)

インターネット上でのデータ通信を、高い信頼性で安全に行うためのプロトコル。

データが正しい順序で送受信されたか確認しながら通信し、データが失われた場合は再送する。U

教師なし学習Unsupervised learning

コンピュータにラベルと呼ばれる正解を与えない状態でデータを学習させる機械学習の手法。

訓練データとも呼ばれる機械学習用のデータ。指示が与えられない状態で、直接データのパターンや特徴を発見できる。

V

仮想マシン/Virtual Machine (VM)

コンピュータ(マシン)の中にソフトウェアを使って物理的なコンピュータを疑似的に再現したもの。

仮想プライベートネットワーク/Virtual Private Network (VPN)

物理的な共用の回線内に仮想的に独立した専用回線を設ける回線接続。社内ネットワークのリモートアクセスなどで通信接続の安全性を高める。

バーチャル・リアリティー/Virtual Reality (VR)

仮想現実とも呼ばれ、特殊な機器を使って作られた仮想空間でリアルな実体験ができる技術。人工的な仮想空間で現実世界のような没入体験ができる。

仮想化/Virtualisation

ソフトウェアを使って、コンピュータ・OS・ストレージ・ネットワークなどのハードウェアリソースを1つに統合し、複数の独立したコンピュータのような動作を実行できるよう、仮想環境を作る技術。リソースの効率的な利用・運用ができるようになる。

W

倉庫管理/Warehouse management

倉庫や配送センターの入出庫管理・在庫管理などの倉庫業務を効率的に管理すること。商品や資材の追跡・オーダーピッキング・保管スペースの最適化なども含まれる。

弱いAI/Weak AI

人間のように自律的な思考や高度な判断ができず、特定のタスクのみを実行できる人工知能。

Y

Yパス

工場の制御インフラをセンサ・アクチュエータに接続し、コントローラを迂回せずにすべての収集データをITインフラで利用できるようにするしくみ。自動化技術に、センサやSAPなどのERPシステムによる情報通信技術を組み合わせることで、設備稼働率・プロセス品質・エネルギー使用効率の問題を解決する。