- 傾斜センサー
- ダイナミック傾斜センサ
ダイナミック傾斜センサ
急激な早い動きを高精度測定
加速度補正機能を備えた傾斜センサは、高速応答と高い信号品質による高精度な測定により、衝撃・振動を伴い急激な動きを行う建機などの用途に最適です。このタイプの傾斜センサは、3軸MEMS加速度センサと3軸ジャイロセンサを融合し、傾斜角を安定して検出します。スタティック傾斜センサのような加速度センサにより重力加速度を測定すると共に、ジャイロセンサにより回転速度を検出します。これにより、精度の高い安定した測定が実現します。
「スタティック傾斜センサについての注意」でも説明しますが、加速度センサの加速度測定は、車両の始動時や制動時などの動作の影響を大きく受ける一方、ジャイロセンサによる回転率測定はあまり影響を受けません。加速度センサとジャイロセンサを融合させた信号を得る革新的なスマートアルゴリズムにより、車両動作による乱れを補正し、遅延のない出力が可能です。
6自由度に対応するダイナミック傾斜センサ
ダイナミック傾斜センサは、高い信号品質と応答特性により、新たなスタンダードを確立します。3軸ジャイロセンサと3軸加速度センサの融合により、優れた機能を実現します。
6軸のIMU(慣性計測装置)で外的な影響を補正するスマートなセンサフュージョンにより、高精度な傾斜角測定を行います。衝撃・振動を伴い急激な動きを行う建機などで、始動時や停止時の車両動作の乱れを処理し、正確に測定します。
ユースケース – ダイナミック傾斜センサの補正性能
振動補正(振動の影響を抑制)
- 切断時や掘削時のプロセス振動
- ディーゼルエンジンや油圧ユニットによる機械振動
- 基準曲線
- JBC傾斜センサ(センサフュージョン)
- ローパスフィルタ
- 未フィルタ値
衝撃補正
- 不整地や陥没路面の走行
- 物体との衝突
- 基準曲線
- JBC傾斜センサ(センサフュージョン)
- ローパスフィルタ
- 未フィルタ値
遠心力補正
- ショベルカー等のブーム旋回
- カーブへの進入/走行
- 基準曲線
- JBC傾斜センサ(センサフュージョン)
- ローパスフィルタ
- 未フィルタ値
ダイナミック傾斜センサの追加機能
ダイナミック傾斜センサは調整なしで、走行などの加速度ノイズの影響を抑えた傾斜角データを安定して出力します。さらに、ダイナミック傾斜センサは、各3軸の加速度(加速度センサ)と回転速度(ジャイロセンサ)の情報を個別に出力できます。
- 単軸または多軸の加速度監視により、制御側に追加機能や安全機能を実装できます。設定した加速度しきい値を超えた場合に、車両を停止させることができます。
- Z軸の回転速度情報を利用し、機械の水平方向(ヨー軸)の回転を測定して車両進行方向の検出などが可能です。