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  1. 自己診断機能を備えた温度センサTCC
  2. FAQ

FAQ

Q. TCCのデュアルRTD素子システムは、一般的な冗長RTDシステムとはどう違うのですか。

A. 通常、デュアルRTDシステムは2つのPTC(温度とともに抵抗が増加)RTDで構成されます。 おそらくこれらの素子は同じ生産バッチからのものであり、同じ動作条件にさらされてきています。 両方の素子が同じ率でドリフトする確率は高く、そのため測定値の差は小さくなります。 つまりアラームや警告が生じにくくなります。

TCCのデュアル素子システムはPTCとNTC(温度上昇とともに抵抗が減少)で構成されます。 そのため、ドリフトが生じる場合には反対方向になります。 内蔵の校正チェック診断により、それを検出してユーザに警告を通知します。

Q. TCCの校正チェックは、キュリー点校正温度センサと比較してどうですか。

A. キュリー点校正システムでは、単独の基準点のみで物理的状態が変化する材料を使用しています。 その点で測定した温度を評価し、それに従って調整します。 TCCの校正チェックは、測定値をセンサの全温度範囲、-25~160℃にわたって評価します。 キュリー点校正センサでは、プロセス温度が校正温度にまったく達しなければ、まったくチェックされません。

Q. TCCセンサには押しボタンがありません。測定スケールやドリフトの警告およびアラーム限界はどうやって変更しますか。

A. LR Device(QA0011)は、センサを設定するためのifmのソフトウェアです。これを、USBケーブル(E30390)でPCに接続して使用します。センサは、IO-Linkを使用してリモートでも設定できます。

Q. さまざまなLEDの色は何を意味していますか。

A. TCCのLEDは、通常動作では緑色です。 センサが測定の故障を検出すると、LEDが赤色に変わります。 測定温度が期待される値からずれると、LEDは青色に変わります。 これらの状態での出力動作の詳細はこちらをご覧ください。