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現場で直接電源供給

お客様のシステムでも、給電用の制御盤は不要です。

この数年、現場に取り付けられるI/Oやセンサ、コントローラ、HMIの数が急増し、コントローラ全体の構造上、機械に直接取りつけられる部分が多くなってきました。しかし、これまでは、電源装置は常に中央の制御盤に安全に設置する必要がありましたが、多くの場合、その場所は離れた場所にあります。デメリット:24 Vという低電圧を長距離にわたって分配するためには、負荷に必要な電力を提供するために、大電流が必要です。これにより損失が大きく、大きな導体断面積が必要となります。

IO-Linkで24Vを分散して分配、電源を中央で監視
ifmのIP67電源は、フィールドに直接取付けることができるため、分散型の電源供給が可能です。そのため、高い電圧で長距離を実現でき、同じ電力量でも必要な電流が低くなり、損失の低減につながります。さらに、IO-Link対応の現場用24 V電源により、コンピュータ支援による監視、設定、診断が可能になります。そのため、修正が必要な障害も、中央から迅速に解決できます。これにより稼働率の向上につながり、システム全体の効率も向上します。

インテリジェントな電源の詳細

製品の特長

インテリジェントな電源のメリットは?

堅牢な保護構造IP65/IP67で制御盤なしで設置可能
堅牢な保護構造IP65/IP67により、電気的・機械的な危険から確実に保護されています。さらに、内蔵のサージ保護機能で、外部回路保護は不要です。
産業標準規格に準拠した電源・出力コネクタ
センサとアクチュエータの電源を、1本のケーブルで給電することにより、センサ(Us)とアクチュエータ(Ua)を個別に保護され、ロスの少ない電流配分が可能になります。また、T型分岐コネクタで2つの電源の分配もできます。
デバイス上の供給診断と負荷表示
12セグメントLEDバーグラフに、システム全体の電流需要だけでなく、各チャネルの電流需要も各単一の出力回路ごとに設定された保護に対するパーセンテージで表示されます。
各電源チャネルに設定可能な電圧と電子サーキットブレーカ
各出力回路には、事前アラームと使用状況診断を備えた統合出力保護をリアルタイムに設定することが可能です。内蔵サーキットブレーカは、過負荷や短絡からシステムを保護し、それぞれ1~12アンペアの範囲で個別に設定できます。
電圧降下の許容範囲
十分に高い電圧が必要な場所に確実に供給されるように、システムを構成する際にケーブルの抵抗を考慮することでできます。システムの動作電圧は、設定メニューで24~28 Vの値に設定できます。設置されているシステムの電圧降下の計算が推奨されます。

主要アプリケーション

ロボティクス

ロボティクス産業は、特定の制御盤なしで、または限られたスペースで稼働する、独立した現場の制御システムに依存しています。産業規格に準拠した信頼が高い電源は、ロボットセルが最高レベルの効率で機能することを保証します。さらに、制御盤を不要にするか、少なくともその必要性を軽減します。また、制御システム全体の重量と設置面積が改善されます。
電子サーキットブレーカと負荷の構成に柔軟性があるため、デバイスの標準化ができ、全体的な運用コストの削減に貢献します。

製品追跡とロジスティクス

物流追跡システムの成功は、その構成やセットアップの容易さにかかっています。制御盤が不要になるため、追跡システムは従来のように設置する必要がなく、どこでも設置することができます。
フォークリフトの閉鎖区域への出入管理、周辺制御や再利用可能な物体の追跡のためのガントリーローディングソリューション、農業や鉱業における屋外追跡のために、1台のUHFリーダーの設置を考えるかどうかにかかわらず、迅速かつ簡単な設置が重要であり、リモート診断および制御が必要です。

リアルタイムメンテナンス

振動および温度センサは、損傷を早期に発見するために、単純な機械に後付けされることが多いです。これらのセンサやデータの伝送に必要な部品は、制御盤を必要としません。しかし、電源電圧はどこから供給されるのでしょうか。その答えは、現場に直接設置できる電源にあります。

アッセンブリセル(部品の組み立て加工)

アッセンブリセルは、定常的な作業を低コストでコスト効率よく自動化するために使用されます。これらのアプリケーションに関しては、サイズと性能に関する限界が常に拡張されています。制御盤が不要になることで、初期設置時と機械の耐用年数中の時間を節約でき、セルの耐用年数全体にわたって生産性を大幅に向上させるのに役立ちます。
内蔵された電子サーキットブレーカにより、リアルタイムの負荷変動解析と迅速な故障診断が可能となり、制御盤を設置せず、短時間で機械の再度稼働が実現します。1本のケーブルで2つの独立した出力回路を持つため、センサ(Us)とアクチュエータ(Ua)を分離し、それぞれ個別に動作させることができます。

IO-Linkによる付加価値

  • 出力電圧の設定
  • 現在の入出力電圧の伝送
  • チャネルごとの現在の電流の伝送
  • トリップ電流の設定
  • トリップの原因とチャネルの伝送
  • トリガされたチャネルのリセット
  • 内部温度の伝送
  • 稼働時間カウンタ

インテリジェントな電源の疑似体験