- 分析センサ
- 露点センサー LDH3
圧力露点センサ | 露点監視による圧縮空気・産業ガスの品質管理
圧縮空気やプロセスガスを使用する製造現場では、露点を監視することでガス品質を維持し、水分混入による設備のトラブルや事故を防止できます。気体に圧力をかけたとき、気体に含まれる水分が凝縮(結露)し始める温度を「圧力下露点」と言います。
結露が発生すると、配管・機器の腐食や漏れの原因となるほか、設備寿命の短縮や製品品質の低下につながるおそれがあります。安定したプロセス運用を実現し、規格で定められた空気品質を維持するためには、用途に応じた乾燥度が保たれていることを継続的に確認する必要があります。特に、食品・医薬品などの工場をはじめ、高い空気品質が求められる設備では、露点監視による品質管理が不可欠です。
圧力露点(圧力下露点)とは、圧縮された気体中の水蒸気が凝結し始める温度のことです。気体中に含まれる水蒸気量は、圧力と温度によって変化します。同じ温度では、圧力が高いほど露点温度が上昇するため、結露が発生しやすくなります。圧力をかけた気体の温度が圧力露点より低くなると、含まれている水蒸気は凝縮して結露となります。これは、濡れたスポンジから水を絞る時と似ています。
圧力露点センサは、この露点温度を正確に測定します。つまり、圧力露点が低いほど圧縮空気中の水蒸気量は少なくなる(乾燥している)ため、プロセスが安定し結露による影響を抑えられます。
露点監視は、圧縮空気品質を維持する上で重要です。圧縮空気への水分混入は、次のようなトラブルの原因となります。
- 腐食や錆により、設備やコンプレッサの寿命が短くなり、保守コストが増加する
- 漏れが放置され機器が適切な状態で稼働できず、エネルギー消費量が増加する
- 錆でコンプレッサが詰まり、生産中断や計画外停止につながる
- コーティング工程やPETボトル製造工程で気泡が発生し製品品質不良を引き起こす
- 衛生管理が必要な製品への水分混入による細菌汚染
- 空気品質の規格への不適合(ISO 8573-1など)
この計算ツールで、温度と露点(圧力下露点)から相対湿度(%rH)を求められます。計算の便宜上、圧力は7 bar(0.7 MPa)としています。尚、実際の設備などの状態とは異なります。
同じ温度条件では、圧力が高くなるほど気体中に保持できる水分量は減少します。
このため、圧力が高いほど露点も高くなります。
プロセスを見える化
IO-Linkにより、圧力露点と媒体の温度をプロセスデータとして周期的に伝送します。
圧力露点が0 °Ctd未満になると、霜点を出力します。霜点では、水分は結露せず、配管内で凍結し氷となります。
非シールドケーブルによる安定したデータ伝送
IO-Linkは、測定値のデータをデジタルのまま伝送するため、アナログ信号変換による損失がありません。また、磁場などの外部ノイズによる影響を受けにくく、データを安定して伝送できます。
リモートや本体で簡単に設定
センサの設定は、IO-Linkにより遠隔からでも設備稼働中でも簡単に変更できます。
機器交換時も手間がかかりません。バックアップ&リストア機能により、パラメータ設定を自動的に保存・復元できます。新しい機器を接続するだけで、それまでの設定を自動的に引き継げるため、立上げ時間の短縮や設定ミスの防止に役立ちます。