品質と効率を高める導電率センサ
導電率は、物質中の電流の流れやすさを表す指標です。品質を管理する重要な測定パラメータとして、導電率は水処理や食品・飲料製造業等の幅広い分野で使われています。例えば、導電率はCIPプロセスの最適化や超純水の水質の監視に活用されています。また、媒体の界面検出にも導電率が使われています。
トピック
コンパクトでさまざまな診断機能を内蔵LDLシリーズは、診断機能と測定機能を内蔵したコンパクトなセンサです。このため、診断機器を別途設置する必要がなく、省スペースで簡単に取付けられます。また、高額な通信ケーブルを購入して測定器と診断機器を接続する必要がありません。
接続ミスが起こらない標準M12コネクタ接続により、異物や水分の侵入を防ぎハイジェニックの厳しい要求にも適合します。また、端子接続のような接続ミスが起こりません。
完全溶接のステンレスハウジングとIP69Kの長期耐久性ハウジングにステンレスを採用し、LDLセンサは長期にわたり優れた耐久性を発揮します。その理由: シールがなく経年劣化による摩耗がありません。そのため、センサが腐食しません。
各種アダプタ対応で柔軟に接続さまざまな種類のアダプタが使えて、簡単に取付けられ後付けが可能です。また、G 1/2接続によるDN25以上の小径管にも対応しています。
IO-Linkでプラグ&プレイLDLセンサは、開封後接続するだけですぐに使用できます。早くて正確な導電率測定が可能です。
工場校正証明書を無料発行システム接続
各アプリケーションの導電率
導電率センサの選定：各導電率センサの測定範囲
- アナログ・デジタル間の変換エラーがなく正確に測定値を伝送
- 導電率と温度を測定: 2つの値を1点で測定
•測定ポイントを削減
• 導入費用を削減 - 測定分解能が高くスケーリングが不要
- 品質を監視：
• デバイスの状態を常に表示
• 稼働時間を記録
• 導電率と温度の最小・最大値を記録 - 設定情報をIO-Linkマスタから自動で読取・コピーできセンサ交換が簡単
知っておきたい
従来のアナログ出力では、広い測定範囲を4～20 mAにスケーリングします。その結果、導電率のわずかな変化を直接検出できないことがよくあります。このため、すすぎ水や製品中の薬品の残液が検知されず、最悪の場合は製品リコールにつながることもあります。一方、IO-Linkは測定対象の導電率の範囲に合わせて分解能を調整するため、常に高い精度が確保されます。
